あなたとスキャンダル!
「梓ちゃん!!!」
あっちから
真っ青になって走ってくるスタッフ。
「何ですか?」
「これ・・どういう事!?」
スタッフが見せてきたものは
毎週火曜日に出る
女性週刊誌の『セブンフィナ』だった。
「ここ!」
スタッフが言ったページを見ると
そこには・・・・・
「私と・・・・夕・・・・?」
あの温かく笑顔で
イルカショーを見ている私と夕が
完璧に写っていた。
「何で・・・」
「わからないわ。けど・・・
梓ちゃん・・夕さんと・・?」
私はスタッフの声が
耳に入っていなかった。