キミに届け



一気に何十倍もの重力がかかったかのように、重くなって動かなくなってしまった。



響くのは―――…




「うっそでしょおー?!」



「キャハハハッ!!!」



「ちょっとマジウケルんだけどぉーっ」




…―――女子の声。




聞こえたのは―――…




「ちょっとキミ達静かにー」




…―――誠くんの声。






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