友達彼氏
*1章*

隣の存在

「ちょっと!宮原!宿題見して!」




「はあー!?またやってないのかよ?」



潤は、呆れた顔で隣の席の亜希にノートを回した。


「ありがとう!さすが宮原!」


亜希は、机の上にノートを広げ、せっせとノートを写していった。



「亜希!宮原のノート、次回してー!うちも宿題忘れたー!」
「俺もー」



クラスの皆が次々と宮原のノートを見せてもらおうとするのは、もう定番になっていた。


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