*coffret a bijoux*(SS集)
「う…………」
……悔しいけど、
返す言葉がない。
あたしは観念して言われた
とおり柊弥の首に手を
まわし、ついでに周囲の
視線を避けるため目も閉じた。
暗くなった視界のなか、
柊弥の囁きだけが耳をくすぐる。
「エジプトもいいけど、
このまま世界の果てまで
行っちまうのもいいかもな」
「バカ……何言ってんの」
そんな言葉であしらい
ながらも、頬が熱を持って
くるのがハッキリとわかる。
心地よい振動に揺られ
ながら、あたしも少し
だけ、それもいいかも
しれないって思ってた……。
☆END☆
_
……悔しいけど、
返す言葉がない。
あたしは観念して言われた
とおり柊弥の首に手を
まわし、ついでに周囲の
視線を避けるため目も閉じた。
暗くなった視界のなか、
柊弥の囁きだけが耳をくすぐる。
「エジプトもいいけど、
このまま世界の果てまで
行っちまうのもいいかもな」
「バカ……何言ってんの」
そんな言葉であしらい
ながらも、頬が熱を持って
くるのがハッキリとわかる。
心地よい振動に揺られ
ながら、あたしも少し
だけ、それもいいかも
しれないって思ってた……。
☆END☆
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