＊coffret a bijoux＊(SS集)

多分その辺りのことを指して、
瞬也はこう続けた。


｢うちの現状のサービスでも、
フォローはできてると思うよ。

けど、マスターが言って
ハッとしたんだ。

“こういうことって、
自分の経験として重ねて
いかないと、自信つかないん
だよね”って｣


｢自分の経験……｣


奈々とあたしの声がハモった。


瞬也は『そう』と首を縦に
振って、


｢細かくアドバイス貰うより、
一度自分で“経験”して
みる方が、やっぱ断然自信に
なるってこと。

その通りだなって思ってさ｣


｢……なるほどね……｣


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