*coffret a bijoux*(SS集)
あたしと一緒なら――

恭夜はどんなことでも、
楽しいって感じて
くれるんだ――…。





「……あたしが夜景に
こんなに感動したのも、
きっと恭夜と一緒だった
からだよ」






いつの間にか心がホワンと
あったかくなってるのを
感じながら、あたしは言った。





それを聞いた恭夜は、唇の
端を少しだけ上げて笑って、




「そうか? それはよかったな」




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