*coffret a bijoux*(SS集)
「――今からもう1回
チャーターして、どこかの
別荘にでも運ばせるか」
長いキスの後、すっかり
力の抜けたあたしを抱き
抱えて、本気とも冗談とも
つかない声で恭夜は言った。
「え? 今、から……!?」
「あぁ。
空からなら、どこだって
あっという間だしな」
ニヤリと笑う強気な
笑顔は、どこまでも
イジワルで、魅力的で――。
_
チャーターして、どこかの
別荘にでも運ばせるか」
長いキスの後、すっかり
力の抜けたあたしを抱き
抱えて、本気とも冗談とも
つかない声で恭夜は言った。
「え? 今、から……!?」
「あぁ。
空からなら、どこだって
あっという間だしな」
ニヤリと笑う強気な
笑顔は、どこまでも
イジワルで、魅力的で――。
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