$ILVER CATs
「全部?」





「うん。いずれ話さなきゃいけない事だから・・・・」

































ってなわけで、あたしは食べたくもないパスタを食べている。
(もちろんおごりで)←













「単刀直入に言うとさ、君のお父さんがボスなんだけど」



「えっ?」








嘘・・・?







「パパは交通事故死んだって」
「生きてるよ」
「嘘!!!!!!」






あたしたちに周りの視線が集まった。



悲鳴に近かったあたしの叫び声が原因。







「もしそうなら、パパはあたしとママを捨てたって事になるじゃない!!」




「捨ててない。
君のお母さんが亡くなったのも知ってるよ。
葬儀には出ていないけど・・」






あたしをなだめるように言ってくる・・・。















そう






パパはママの葬儀には現れなかった。





























ママとパパは駆け落ちしたらしい。


それでママは妊娠した。









あたしが生まれてすぐ、パパはいなくなったんだって。














「2人とも、親に子供ができたって言ってなかったみたいだし、婚姻届も出してなかったみたい」




「・・・なんか無茶苦茶」





「・・・大丈夫?」





頭を抱えこんだあたしに真剣に聞いてくる。




・・・・素なの?






「続けて・・」




「・・・君が生まれてから、お父さんは今まで以上に仕事に力を入れて、ボスになったんだ」




「パパは・・・犯罪者だったわけ?」




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