$ILVER CATs

｢いいよ｣






｢あんたの上司に｣













｢えっ!?｣







｢なんなら父親でもいいよ。
あ、その方が都合いいからやっぱりそうして｣









｢何言うの？｣








｢なんでもいいじゃん｣








｢良くないし!!ヘタしたら俺が殺される!!｣








｢死ぬの嫌なくせに、よくこんな危ない連中とつるんでるね･･｣







意味わかんない。






バカにも程があるでしょ。









｢任務では死なない自信あるけど、内側からヤられるのはキツイんだよ｣












｢ふーん。どうでもいいけど電話させてよ｣









｢どうでもよくないし!!
俺の命だけじゃない。ボスの精神面にも関わるんだ!!｣










｢メンタル弱くてボスなんか勤まんないから｣









｢今精神的に不安定になったら、彼は死ぬかもしれない･･･｣












あたしは黙って手を出した。








『ケータイ貸せ』のポーズ
(のつもり)
























｢････ボスに酷い事言ったら許さないからな｣
















｢酷いかどうかはあいつが決める。
お前じゃない｣












｢･･･似てる｣










｢ん？｣













｢お父さんに｣















｢嬉しくない｣















｢自分の気持ちをストレートにぶつけてくるところとか、ほんとそっくり｣