$ILVER CATs

約束

会計はヨウがいつのまにか済ませていたから、呼び出し音が響いている間にファミレスから出た。










駐車場は静かだった。






道路からの車の音はうるさかったけど。





















-・・どうした?









「サアヤだけど。わかる?」








-サアヤ!?・・ゔっ










マジで重傷かな?





なんか英語じゃない言葉がボソボソ聞こえる。






周りに何人かいるんだ。















「今大丈夫?」






-ああ・・なんだ?






「言いたい事は山ほどあるけど・・
今すぐにそっちにはいけないから」













絶対言いだしたら止まらないから、今1番重要なことから話す。













「留学中だし、夢のまた夢だった大学生にもなれたし・・・。
あたしは今優先してやりたい事がある。
あんたの勝手で振り回さないで」








-・・・本当にすまないと思ってる。だが、「だったら?」・・最後まで聞け





「・・何?」

























-今、お前は命を狙われている




















「は・・・・?」











-沙羅のように

















「・・・やっぱり、ママは誰かに・・」






殺されたんだ















-沙羅は・・・守れなかった。
・・だから、沙羅が命がけで守ったお前だけは守りたいんだ










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