$ILVER CATs
ヨウが話しかけてきてから、どのくらい時間が経っただろう?
気がつけば、車も走っていない、家すらない道路に変わっている。
「ごめん・・さすがにもう眠いから、ここで止めるね」
「うん・・」
駐車場?・・かな?
ヨウは電気をつけて後ろから毛布を出した。
「これ、使って」
「ありがと・・」
毛布を受けとったものの、寝る気になんてとてもなれない
「・・ちゃんと寝なよ。明日は動き回るから」
「そんなこと言われても・・」
「後ろの席で横になって」
「だから・・眠れないんだって」
「ムリにでも寝てもらうよ」