恋人は主治医


「もう良いか」



優しく尋ねてきた




「うん」




だんだん私に近付いてくる

恥かしくてなって目をとじたくなった


バサッ


私が恥ずかしくないようにバスタオルを被せてくれた





「じゃあ始めるな

心電図を先にするから
冷たいかもしれないけど我慢してね

電極つけるよ」




いろんなところに吸盤みたいなものをつけられた



確かに冷たい





「心優ちゃん今から始めるから

身体力抜いて楽にしてて」



「はい」



ジジジジー

と言う音が頭の上から聞こえる




5分ぐらいしたら






「はい心電図は終わり

そのまま心エコーするよ」









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