恋人は主治医
「次心電図するよ」
パジャマをさっきよりさらに上にあげられた
もう胸見えるか見えないか微妙な感じだし
次々に吸盤みたいなものを胸とか手足につけられる
「冷たいよなごめんな」
「大丈夫だよ」
「5分くらいデーターとるから
全身の力ぬいてだらーんとしてて
力入ったらとれないから」
「分かってるよ」
「そうだよな今からはかるな」
「うん」
何も考えないでただぼーっと天井を見た
5分もたたないうちに終わった
「もういいよ
すぐエコーいって良いか
疲れてない?」
正直少し疲れた
でもあんま心配かけたくないし
この後の予定もあるだろうから大丈夫と答えた
それからエコーをした
終わって着替えをしている間
優くんはずっと検査結果を真剣に見つめていた
「着替え終わったよ」
「ああ」
「結果どうだった」
「うーん
だいぶ回復してきてるけど運動はまだできないな
日常生活には戻れそうだな
でも心優、熱でやすいからいちよ最後に血液検査しとこうか免疫の状態みときたいから」