恋人は主治医



ピピピピッ♪



「鳴ったな、見せて

38℃か…熱あるな
熱下げる点滴打ちたいんだけど良いかな」




熱あったんだ

全然分からなかった



「お願いします」



左腕を出した

本当は点滴嫌


先生は消毒をし始めた



「少し痛いよ」


ギュッと目を瞑った

少しだけ痛みを感じた



「はい終わり

同時に血液も採らせてもらったから
今日はもう検査ないからゆっくり寝てて」




「いつの間に血液とったの」




「注射は誰だって嫌だから分からないうちに一緒に採ったよ

じゃあ熱が上がるようだったら呼んで

我慢は禁物良いな?」




「分かりました」





「じゃあ

後でまた見に来るからな」




そう言って出ていった














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