恋人は主治医
「37.5℃、微熱ぐらいだな」
「あのさぁー」
『あのねー』
二人の声が重なった
「先に言っていいよ」
「ううん優くんが先に言って」
「そうか、わかったじゃあ先言うな
心優本当は暫く入院になりそうなんだ
だから学校もう辞めないか?」
「急に何言い出すの」
「心優ちょっと身体いつもより疲れちゃってる状態なんだ
体力つけるのに時間がかかるかもしれない」
高校ぐらいは卒業したかった
でも優くんがこんな事ゆうぐらいだから口にださないだけでかなり酷い状況なのかな
「分かった学校辞めるよ」
「ごめんな
高校には俺から伝えとくから」
「別に謝る必要なんてないよ
私が体弱いせいなんだから」
でも本当は辞めたくなくて悔しくて自然と涙が溢れていた