恋人は主治医
「あっ優くんに渡したいものがあるの」
カバンをあさってプレゼントを取り出した
「優くん誕生日おめでとう」
「俺にくれるの」
「うん」
「ありがとう開けてもいいか?」
「あまり大したものじゃないけど」
気に入ってくれるかな
「凄いカッコいい
俺にはもったいないぐらいだな
ありがとう毎日つけるよ」
「ちょっと貸してつけてあげる」
「ん?ありがとう」
「やっぱり似合うね
優くんかっこいいから」
「心優の方が可愛いよ
俺幸せ者だな
そう言えば心優に話さないといけない事があるんだった」
「何となく分かる
入院長引いちゃうんだよね」
「うん…
ちょっと大きな発作だったから
暫く安静になる
ごめんな約束守れなくて」
「ううん私が無理したから」
「まぁ俺は心優と居れるから本当は嬉しいけどな」
優くんってこうゆうキャラだったっけ
「そういえば胸の音きいてもいい?」
優くん急に先生モードに切り替わるな
こうゆう関係になったからちょっと
恥ずかしい
「恥ずかしいのかな?」
優くんが意地悪そうな顔で見てくる
「べっ別に恥かしくなんてないもん」
思いっきり服をめくった
「無理するなよ
じゃあゆっくり呼吸してろよ」
「スゥーハァー…」
呼吸の音だけが聞こえる沈黙な時間
真剣な顔で私の心臓の音を聴いている
いつもの事だけど急に恥かしくなってきた
「はい、終わり
まだ少し雑音が聴こえるから無理はしないこと良いね」
「はーい」