恋人は主治医
「んん〜」
あれ結構寝ちゃってた
今何時
時計を見ると15時
お風呂行こうかな
確か診察室に来てって言ってたよね
お風呂の準備をして優くんの診察室に
向かった
優くんの診察室って2診だったよね
コンコン♪
「心優だろう?入ってきて大丈夫だよ」
「あっ うん」
「じゃあそこ座って
聴診しよっか前開けるよ」
優くんはパジャマのボタンを外し始めた
3つぐらい外すと上から聴診器を滑らして心臓の音をききはじめた
「じゃあゆっくり呼吸してー」
優くんの手が少し肌に当たってくすぐったい
検査の時はいつも真剣な目で私を診ている
今日は聴診器を当ててる時間が長い気がする
もしかして悪くなってるのかな
それかお風呂に入るから念入りにしてるのかな
ちょっと不安になってきた
「もういいよ」
「もしかして悪くなってた」
「ん?
あっごめん長かったかな」
「いつもよりちょっと」
「別に深い意味はないよ
ちょっと念入りにな
心電図したらお風呂に入ろうな」
「えっ心電図もやるの」
「まぁ念には念をな」