恋人は主治医
「はい終わり服もとに戻して良いよ」
優くんが電極を外してくれて
パジャマのボタンを留めた
着替えている間に
優くんは真剣な目で
今とった心電図の結果を見ている
「どうだった」
「少し不整脈出てるけど大丈夫だろ
いちよ俺風呂の脱衣所に居るし」
「そうなの」
「まんがいち何かあったら大変だろう
まぁ何もないと思うけどさ」
「そんなに心配しなくてもいいのに」
「心配するだろう大事な彼女だし」
「はいはい分かったよ」
何か今の優くんに何を言っても無駄な感じする
大人しくしておこう
「じゃあ浴室に行こうか」
「うん」