恋人は主治医




言われた通りに嫌々でもいちよ着替えた



「着替えたけど」





立ち止まっていると




「ほら行くぞー」


私の手を繋ぎ歩き始めた



こんな恋人らしいことされたら

許してしまうじゃん



「黙ったままだけど酷くなったか」




「ううん 大丈夫だよ」




「そうかほら 着いたぞ

まずは血圧はかるから腕だしてベッドに横になってて」




「うん」



腕を出してベッドに横になった


私が横になったのを確認したら

腕に聴診器を当てて上から血圧をはかるものみたいなのを巻かれた




「じゃあ少し締め付けるぞ」



腕が締め付けられていく

思ったけど血圧をこんなふうにはかるのははじめてかも


それに締め付けられすぎて痛いし



「もう良いよ」


声と同時に腕の締め付けから解放された



「ヤッパリ少し低いなそのまま横になってろよ」



今から点滴かな


やだな…















< 43 / 192 >

この作品をシェア

pagetop