恋人は主治医
歩くとやっぱりキツくて
病室につくと
すぐにベッドに横になった
「水枕ひくぞ」
頭をそっとあげた
「もういいよ」
水枕はひんやりして気持ちいい
「点滴追加するな
痛い事はしないけどな」
点滴の追加はさっき刺したチューブに
つなげるだけだから全然痛くない
でもいい気はしないけどね
何かいろいろあったから眠くなってきた
「少し寝てもいい?」
「いいよ」
「あと手握っててほしいな
優くんの手安心するから」
「本当甘えん坊だな
じゃあまた後で起こすな」
「分かったよお休み」
「お休み」
安心して眠りについた