恋人は主治医
そう言えば熱どんぐらいあったんだろう
頑張って机の上に置いてある体温計を見たら
「みないほうが良かったかも」
窓示には39.8℃とうつっていた
気が重くなってきた
息するのも苦しいし
早く下がんないかな
熱で視界がぼやけている
天井を見ていたら急に冷たいものが額に当たった
「とりあえず熱ぴた貼っとけ
あと注射するから腕出して」
布団から右腕を出した
左腕は点滴してて何となく嫌だったから
「ごめん筋肉注射だから痛いけど我慢して」
「大丈夫だよ」
「分かったさっさと終わらすな」
私の腕に消毒液をつけてから注射を二の腕にうちはじめた
筋肉注射ってこんなに痛いの
針を抜いた所をぐいぐい揉まれる
終わったのに痛い
「痛かったよな痺れとかないか
呼吸がしずらいとか痛いとことか遠慮なく言えよ」
「息はしずらいけど
たぶん熱のせいだと思うし」
また大袈裟に機械ばっかりつけられるのは
避けたいな