*月夜の時の君*
話しかけてみたら、




「なななななんでしょうか!!」





と、ものすごいあわてて俺の顔を覗き込む。





「・・・今見たこと誰にも言うなよ」






と口止めをさせると、





「わかりましたぁっ!!」





と、やけに元気な声で言って、走り去ってしまった。






あの女、やけに足はやい・・・。







くっ・・・面白い女・・・。





また会えるといいな・・・。



と思いながら、母親に言われた家に向かった。



このちょっと思ったことは


10分後にかなうなんて思いもせず。
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