*月夜の時の君*

☆親の再婚 玲side

あれ、お父さんの靴と見知らぬ靴がある・・・。


「ただいま・・・」


「おかえり、玲」



今言った人は私の父親。仕事が忙しく、家にはあまり帰ってこない。



「玲、リビングにきなさい」



珍しくまじめな顔で言うから、私は黙ってリビングにいった。




リビングに入ると知らない女の人が居た。



「玲、この人と再婚した」



「え!?」



「まあ仲良くな」


そういって、笑っていった。



幸せそうな顔・・・。


「よろしくお願いします・・・」



「よろしくね、玲ちゃん。」



そういって微笑んだ彼女は私のお母さんになるんだ・・・。


笑顔の綺麗な人・・・。


「そうだ、玲。家具とか、引越し用具は明日届くから、受け取っておいてくれ。


 夕方に来るようにしてある」


「わかった」



「それじゃ俺お風呂入るから・・・」



そういってお父さんは部屋から出て行った。
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