ケモノ微熱38℃
…………防弾ガラスですけど。
そんな暴言は軽く弾き飛ばしちゃいますけどね。
ハハン。
あたし最強じゃん?
向かうところ敵なしの無敵じゃん?
………それはそれで、悲しいかもね。
「お前も来いよ」
「はへ?」
いつの間にか、緋呂はあの部屋の扉の前に立っていて。
あたしを見ながらさも当然の事のように言って退ける。
うん、こういうところ感心する。
「来い」
「イヤイヤイヤイヤ……」
「早く来い。眠ぃんだよ」
だったら1人で寝てください。