終わらない歌を歌おう
正直暗いし、まだちゃんと通学路も覚えてるわけじゃないから一緒に帰ってくれたら心強い。

でも助けてくれて、しまいに送ってくれるなんて・・・。

宗吾もまだみんなと居たいだろうし。

「だ~め」

「えー、大丈夫だよ」

「あ~、もう遅いし開散すっか」

「うむ、そうだな」

あたし達の会話を聞いていてしびれを切らしたのか銀ちゃん達が言った。

「ほら、銀さん達も言ってるんだから」

「でも・・・」

「助けた特権で送られろ」

「う・・・」

宗吾の顔を見たら勝ち誇った顔をいている。

くっそ~。

それを言われたら従うしかないじゃん・・・

「・・・分かった。送られる」

「ん、りょーかい」

ニッコリと笑う宗吾に勝てないと思ったあたし。

こうしてあたしは宗悟に送られた。

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