終わらない歌を歌おう
         \\  

 カーテンの隙間から光が差し込む。

「ん~まぶっ、今何時?」

時計をみると8:00

「・・・・・ぎゃあ~~~~~~」

あたしは布団から飛び起きて急いで新しい制服を着て下に降りた。

「呉羽、もっと静かに降りてきなさい!」

「ふぁ~いごめんなさ~い」

 軽く謝ってからご飯を詰め込む。

「まあいいじゃないか、元気があってよろしいよろしい」

とじいちゃんがフォローしてくれた。

ありがとうっじいちゃん!

「まったく。乃亜紀も恭太さんも呆れてるわ、きっと」

「いーだっ」

 そう言ってると、ばあちゃんはあたしの髪をとかしてくれた。

「ほんときれいな赤髪ね」

 と、ばあちゃんはあたしの髪をほめてくれた。
 
 ばあちゃんの言ったとおりあたしの髪の色は「赤」
 
 そこまで真っ赤ってわけじゃないよ。

 緋色ってゆーのかな?

 この髪のせいで外見しかみられない。

 でも、あたしはこの髪を誇りにおもう。

 仏壇でパパとママに挨拶をしっかりした。

 鞄をとって勢いよく外に出た。

「いってきまあ~す」

「いってらっしゃい。迷子にならないように」

「さすがにないよーだ」

今は7月ぐらい、普通なら新しい高校になれてきたころ。

・・・でも、あたしにとっては今からが新しい高校生活。

 なんか楽しみ。



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