終わらない歌を歌おう
 ~呉羽~

 ドスッ

「うっ」

 痛い。

 もう何回殴られたんだろ。

 体中痛くて感覚がない感じ。

 てか、何であたしがこんな思いしないといけないの?

 もうやだ・・。 

「そろそろこりたんじゃないの?」

 女の人があたしの髪をもって言う。

 でもやめる気はない。

「いや」

 あたしは思いっきりあっかんべーしてやった。

 女の人は眉毛を寄せてすごく怒ってる。

 へっ、いい気味だ。

「こいつ本当にこりてないようね。もっと痛い目合わないと気がすまないの?」

 女の人はそう言ってそこに置いてある鉄パイプを持ってあたしの前にきた。

 怖い。

 助けて宗悟。

 



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