終わらない歌を歌おう
 学校に着いてあたしは職員室にいった。

「しつれいします」

すこし緊張するな。

中に入るとあたしを見た先生達がざわつく。

げえいんはわかってる。

そう、あたしの髪のせい。

でも、もう慣れてるから気にしない。

「おお、矢戸かこっちだ」

担任の先生らしき人があたしを呼んだ。

先生があたしをじろじろ見る。 

「・・おまえ、その髪めだってるぞ」

「しょうがないです。生まれつきの髪色だから」

 慣れていてもやっぱり反発しちゃうな。

「・・・そうか。だが、気をつけろよ」

「はい」

気まずい空気が漂う。

「それじゃあ、教室に行こうか」

先生の気遣いなのか話を変え、職員室から出してくれた。

そうして、あたしは教室に連れて行かれた。

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