終わらない歌を歌おう
「なにが、『起こしてくれなかったの?』だって?あたしは何度も起こしたよ!そもそも起こしてもらっていてあんたに愚痴る権利があると?」

「めっ、滅相もありません・・・」

 後ろからばあちゃんの視線が痛い。

 急いでさいだんのパパとママに挨拶して家を出た。

 ・・・・でも見事に遅刻。

 机に座るまであたしはみっちりしぼられた。

「呉羽ちゃん・・・お疲れ」

 心配そうに大地が声をかけてくれる。

「うん。もう、眠いし耳がくさるほどお説教聞いたよ」

「あはは、それは辛かっただろうね」

「うん。ふあぁ、ねむーい」

 それからあたしは昼までの授業の間眠ってたとさ。



「ふわぁ、ん~よく寝た」

 ぐうぅ

 んっ、腹減った。

 そういえば朝からなんも食べてなかったんだ。

 でも、一応部室行ってから食べよう。 


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