終わらない歌を歌おう
 ほっと一安心して宗悟の隣に座る。

 改めて見るとほんときれいな顔。

 二重の優しい瞳、

 ふにふにしてる唇、

 ふわっとしたきれいな栗毛の髪、

 何もかも完璧で見とれてしまう。
 
 思わず触りたくなる。
 
 唇なんて色っぽくて反則だよ。

 ・・・それに比べてあたしなんていいとこなんてなんもないただの女。

 なんで宗悟はあたしなんかにかまってくれるんだろ。

 あたしなんか、みんなに迷惑いっぱい掛けて邪魔な存在と思われてると思うのに。

 なんだかあたしみんなに必要とされてるのかな?

 ファンの子達にとってもあたしは邪魔な存在だもんね。

 ・・・なんだか不安ばかりが押し寄せてくる。

 何でだろ隣には好きな人がいて幸せなのに苦しい。

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