終わらない歌を歌おう
 
 それからあっという間に帰る時間がきた。

 外に出て少しみんなで話しをする。

「ほんとにすいません、ごちそうさまでした」

「はいよ!ほんと鉱太君は律儀ね。みんなまたいらっしゃい」

『はい』

 みんなきれいにハモってるよ・・・

 まあ、飯うまかったもんな・・・

「みんな今日はありがと。また来てくれる・・・?」

 少し遠慮気味に言う呉羽。

「何言ってるの、呉羽ちゃん達がよければいつでも来るよ。みんなそうですよね?」

「おう、あたんまえだ。あ、飯付きで」

「銀時、お前は図々し過ぎだ。少しは遠慮というものを知れ」

「お前は真面目過ぎんだよ」

「あははっ、また来てよ!ね、じーちゃん、ばーちゃん」

「ええ、大歓迎よ」

 他愛もなくてただただ楽しくてたまらない。

 呉羽は幸せそうに笑いまるで太陽の様に思える。 
 
 この笑顔をこれからずっと俺が守っていくからな。

 そう、心に強く誓う。
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