終わらない歌を歌おう
あれっ、でもこの人どこかで会ったような・・・。

 そのまま考えるあたし。

「あー!!」

「わー!!」

 突然男の人が声を上げるから思わずあたしも叫んでしまった。  

「思い出した!君あん時ぶつかった女の子!」

 ん、ぶつかった・・・?

 ・・・・

「あー、思い出した!怪我大丈夫?」

 この人急いでた時ぶつかっちゃった人だ。

 怪我させちゃったんだよね・・・。

 てか、無意識に聞いてたし。

「ああ、ほらもう治ってる」

 そう言って男の人は怪我をした手を見せた。

 あ、ほんと!

 こないだは切れて血を出していた手は傷口はなく厳つかった。

「よかった~。ほんとごめんね」

 その手をあたしは握り、傷のあった所をさすった。

 
 
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