終わらない歌を歌おう
「呉羽ちゃんっ!」

あたしの名を呼び大地が走って駆け寄ってきた。

「大丈夫?怪我してない?」

心配そうに顔を覗き込んでくる。

「うん、大丈夫だよ。ごめん、心配かけたね」

「よかった。ほんとは僕が行かなきゃなのに」

「ほんと大丈夫だから!」

笑顔でそう言うと了解してくれた。

「わかった。じゃあ、気おとり直して次は、部活紹介しようか?」

「うんっ。あっ、あたし希望している部活あるんだけど、あるかな?」

「ここ結構あるし、あると思うよ」

「ほんと!?」

「たぶん、ところで何部?」

「軽音部!」

あたしは、目を輝かせながら言った。

すると、大地はくすくす笑いながらいった。

「じゃあ、行こうか」

「うんっ」

やったあ~、あるんだここ。

パパ、もうそろそろで軽音部入れるよ、待ってて。


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