終わらない歌を歌おう
 ~呉羽~

「ぶわ~、最高ー!」

「うおー、俺のギターが唸るぜ!」

 やっとテストが終わりあたし達は演奏しまくった。

 それでもあたしはピョンピョン飛び跳ね、銀ちゃんはギターを放さない。

「おら、そこのアホどもさっさと片付けしろ」

 歳があたしの首根っこを後ろから掴んできた。

「バカの次はアホかい!」

「俺もどーせならバカにしろ!」

「いや、そこかよ・・・」

 呆れた歳からすり抜けまた飛び跳ねる。

「きゃほー」

「ほら呉羽、片付けするぞ」

「やー」

 宗吾の言う事も聞かず跳ねる。

 が、、、、

  がしっ

「きゃー!」

 そう、あたしは宗吾に後ろから抱き上げられているのだ!

 え、ウソでしょ!?りありー?

・・・・・//////

「やー!降ろして!」

 恥ずかしくてジタバタ動くけど全然びくともしない。

「だーめ、言う事聞かなかった罰」

 そう言ってあたしの願いとは逆に次はお姫様抱っこをする。
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