【短編】クロスロード
~ェンジェル~アルバム~
「そう、コロンちゃん」
「可愛い…」
澄香は、小さな声で呟くと、そっとしゃがみ込んで、自分の足下へとまとわりつく子犬を、そっと優しくなでた。
ブランコの揺れる音だけが響く、静かな時間(トキ)が流れる。
「あっ…」
澄香は、思わず呟いた。
覚えのある香りに、
思わず呟く。
「おばあちゃん……
サンタさんと同じ匂い……」
「ん?」
囁く様な声で言った澄香に、おばあちゃんは、聞こえなかった様で、不思議そうに微笑んでいた ………
「可愛い…」
澄香は、小さな声で呟くと、そっとしゃがみ込んで、自分の足下へとまとわりつく子犬を、そっと優しくなでた。
ブランコの揺れる音だけが響く、静かな時間(トキ)が流れる。
「あっ…」
澄香は、思わず呟いた。
覚えのある香りに、
思わず呟く。
「おばあちゃん……
サンタさんと同じ匂い……」
「ん?」
囁く様な声で言った澄香に、おばあちゃんは、聞こえなかった様で、不思議そうに微笑んでいた ………