【短編】クロスロード
~ェンジェル~アルバム~
神社の大きな鳥居が見えて、
澄香は思わず立ち止まる。
「ん?」
急に立ち止まった澄香に、澄香の手を引いていた園長先生も立ち止まり振り返る。
園長先生が、三歳の澄香の背丈に合わせて傍らにしゃがみ込み、
顔を見ると、
澄香は、太陽の陽射しに目を細めながら、
悠然とそびえ立つ鳥居を見上げていた。
そして、
じっと見つめる。
「あぁ。初めて見るのよねぇ澄香ちゃん。あれはね、鳥居」
「鳥居?」
澄香が、小さな声で聞き返す。
「そう。鳥居。あそこをくぐって神社に行くのよ」
「くぐって?…門?」
「そうそう」
園長先生が微笑み、他の先生たちも微笑む。
澄香は、先生たちの笑い声の中で、
鳥居を見上げて、
まっすぐに見つめていた。
そんな澄香に、
園長先生が、
そっと囁く。
「澄香ちゃん、お気に入りになったのかな?」
澄香は、小さく頷く。
「そう。立派で素敵ね」
澄香は、
大きく頷いた。
澄香は思わず立ち止まる。
「ん?」
急に立ち止まった澄香に、澄香の手を引いていた園長先生も立ち止まり振り返る。
園長先生が、三歳の澄香の背丈に合わせて傍らにしゃがみ込み、
顔を見ると、
澄香は、太陽の陽射しに目を細めながら、
悠然とそびえ立つ鳥居を見上げていた。
そして、
じっと見つめる。
「あぁ。初めて見るのよねぇ澄香ちゃん。あれはね、鳥居」
「鳥居?」
澄香が、小さな声で聞き返す。
「そう。鳥居。あそこをくぐって神社に行くのよ」
「くぐって?…門?」
「そうそう」
園長先生が微笑み、他の先生たちも微笑む。
澄香は、先生たちの笑い声の中で、
鳥居を見上げて、
まっすぐに見つめていた。
そんな澄香に、
園長先生が、
そっと囁く。
「澄香ちゃん、お気に入りになったのかな?」
澄香は、小さく頷く。
「そう。立派で素敵ね」
澄香は、
大きく頷いた。