【短編】クロスロード
~ェンジェル~アルバム~
第八章 哀しみ ~絆~
「澄香~」
園の玄関から呼ぶ声に、澄香は、玄関へと駆けた。
「おう!澄香」
駆けてきた澄香に、修斗は、満面の笑顔を投げ掛ける。
澄香も、満面の笑顔をする。
「ほれっ」
修斗は、持ってきた可愛らしい箱包みを、恥ずかしさに、ぶっきらぼうな手つきで澄香に差し出した。
澄香は、不思議そうに見つめる。
「ほれっ」
修斗は、再び言った。
意味がわからない澄香は、ただじっと見てるだけ。
「あげる!」
修斗は、更に手を差し出した。
そして、
照れながら、小さく言った。
「…お誕生日…おめでとう」
意味がわかった澄香は、満面の笑みをした。
「…ありがとう…」
小さく言った澄香に、視線を外しながらも満足げに、そして、得意げに微笑む修斗。
そんな修斗に微笑みながら、澄香は、差し出した修斗のプレゼントに、そっと、手を差し延べた。
園の玄関から呼ぶ声に、澄香は、玄関へと駆けた。
「おう!澄香」
駆けてきた澄香に、修斗は、満面の笑顔を投げ掛ける。
澄香も、満面の笑顔をする。
「ほれっ」
修斗は、持ってきた可愛らしい箱包みを、恥ずかしさに、ぶっきらぼうな手つきで澄香に差し出した。
澄香は、不思議そうに見つめる。
「ほれっ」
修斗は、再び言った。
意味がわからない澄香は、ただじっと見てるだけ。
「あげる!」
修斗は、更に手を差し出した。
そして、
照れながら、小さく言った。
「…お誕生日…おめでとう」
意味がわかった澄香は、満面の笑みをした。
「…ありがとう…」
小さく言った澄香に、視線を外しながらも満足げに、そして、得意げに微笑む修斗。
そんな修斗に微笑みながら、澄香は、差し出した修斗のプレゼントに、そっと、手を差し延べた。