【短編】クロスロード
~ェンジェル~アルバム~
第二章 かけがえのないもの
~師走~
雪の舞い散る昼下がり。
修斗は、友達たちと外へと遊びに出ていた。
偶然、さくら園の前を通り、修斗は、ふと足を止める。
そして、
さくら園を見つめる。
「先に行ってて」
「え、おいっ修斗、何処に行くんだよ」
尋ねる仂哉(リキヤ)をヨソに、
修斗は、さくら園へと駆けていった。
そして、
さくら園の玄関に入り、園の中を覗き込む。
暫く、キョロキョロと玄関先から中を覗き込んでいると、園長先生が気付いて、修斗に声をかけた。
「あら、修斗くん。どうしたの?」
「え、あ…」
「ん?誰か探してるの?御用事かな?」
優しく尋ねる園長先生の様子に、修斗は、素直に言った。
「あの子は?」
「ん?あの子?」
「うん。あの子」
修斗は、一度目は笑顔で元気良く、二度目は、一瞬ハニカミを見せたが、恥ずかしさに、思わずぶっきらぼうに尋ねた。
そして、
素直な眼差しで園長先生を見つめ、返事を待っている。
雪の舞い散る昼下がり。
修斗は、友達たちと外へと遊びに出ていた。
偶然、さくら園の前を通り、修斗は、ふと足を止める。
そして、
さくら園を見つめる。
「先に行ってて」
「え、おいっ修斗、何処に行くんだよ」
尋ねる仂哉(リキヤ)をヨソに、
修斗は、さくら園へと駆けていった。
そして、
さくら園の玄関に入り、園の中を覗き込む。
暫く、キョロキョロと玄関先から中を覗き込んでいると、園長先生が気付いて、修斗に声をかけた。
「あら、修斗くん。どうしたの?」
「え、あ…」
「ん?誰か探してるの?御用事かな?」
優しく尋ねる園長先生の様子に、修斗は、素直に言った。
「あの子は?」
「ん?あの子?」
「うん。あの子」
修斗は、一度目は笑顔で元気良く、二度目は、一瞬ハニカミを見せたが、恥ずかしさに、思わずぶっきらぼうに尋ねた。
そして、
素直な眼差しで園長先生を見つめ、返事を待っている。