【短編】クロスロード
~ェンジェル~アルバム~
「あ!お兄さんっ大丈夫!?」
澄香は慌てて駆け寄る。
すると、
「えっ…」
淳一は倒れる様に澄香に抱きついた。
そして、
澄香を抱きしめる。
抱きしめられて、
澄香はそのまま固まった。
男の人に、
初めて抱きしめられる…
「…ごめん…
…今だけ…」
小さく呟いた淳一に、
澄香は、何も抵抗せずに、
じっと立ち尽くした。
― あっ…
お兄さん……泣いてる… ―
「俺が
真梨子を幸せにするんだ…
一人ぼっちじゃないじゃないか…
俺がいるだろ…
…約束したんだ
俺が守るって…
愛してるんだ…
真梨子…
…真梨子ー…」
「うん、
うん」
小さく呟く淳一の肩を、
澄香は頷きながら、
そっと優しくなだめていた。
―――――…
澄香は慌てて駆け寄る。
すると、
「えっ…」
淳一は倒れる様に澄香に抱きついた。
そして、
澄香を抱きしめる。
抱きしめられて、
澄香はそのまま固まった。
男の人に、
初めて抱きしめられる…
「…ごめん…
…今だけ…」
小さく呟いた淳一に、
澄香は、何も抵抗せずに、
じっと立ち尽くした。
― あっ…
お兄さん……泣いてる… ―
「俺が
真梨子を幸せにするんだ…
一人ぼっちじゃないじゃないか…
俺がいるだろ…
…約束したんだ
俺が守るって…
愛してるんだ…
真梨子…
…真梨子ー…」
「うん、
うん」
小さく呟く淳一の肩を、
澄香は頷きながら、
そっと優しくなだめていた。
―――――…