【短編】クロスロード
~ェンジェル~アルバム~
着いたのは、
修斗の家の前の本屋さん。
澄香は、
腕時計を見る。
時刻は、もうすぐ午後七時。
― 良かったぁ
間に合った ―
澄香は、
本屋の前で、
修斗の帰りを待った。
―――…
午後七時過ぎ。
「あっ…」
帰ってきた修斗を見つけて、
澄香は、
歩いてくる修斗を
そっと見つめていた。
修斗は、気づいていない様子。
そのまま通りすぎようとしたので、
澄香は慌てて声をかけた。
「あっ…、シュウ!」
「え?」
修斗は振り返り、
澄香に気づいた。
「おぅっ」
そして、
澄香に歩み寄る。
「どうしたの?
こんな時間に、珍しいね」
修斗は、
思わず会えた嬉しさにニヤケそうになるのを隠しながら言った。
「あ、うん。
そろそろ帰る頃だろうと思って…
あのね、シュウ、
…今から、時間空いてる?」
「え?
あぁうん、別に暇だけど?」
「そっか…」
澄香は、
急に恥ずかしくなってしまった。
その様子に
修斗は気づく。
「あ、
俺ん家来る?」
「えっ!?」
「じょ・う・だんっ」
「っあぁ…」
わざとにふざけた言い方をした修斗に
澄香は、ふと微笑む。
「どっか、行く?」
「…うんっ」
修斗と澄香は、
徐に歩きだした。
修斗の家の前の本屋さん。
澄香は、
腕時計を見る。
時刻は、もうすぐ午後七時。
― 良かったぁ
間に合った ―
澄香は、
本屋の前で、
修斗の帰りを待った。
―――…
午後七時過ぎ。
「あっ…」
帰ってきた修斗を見つけて、
澄香は、
歩いてくる修斗を
そっと見つめていた。
修斗は、気づいていない様子。
そのまま通りすぎようとしたので、
澄香は慌てて声をかけた。
「あっ…、シュウ!」
「え?」
修斗は振り返り、
澄香に気づいた。
「おぅっ」
そして、
澄香に歩み寄る。
「どうしたの?
こんな時間に、珍しいね」
修斗は、
思わず会えた嬉しさにニヤケそうになるのを隠しながら言った。
「あ、うん。
そろそろ帰る頃だろうと思って…
あのね、シュウ、
…今から、時間空いてる?」
「え?
あぁうん、別に暇だけど?」
「そっか…」
澄香は、
急に恥ずかしくなってしまった。
その様子に
修斗は気づく。
「あ、
俺ん家来る?」
「えっ!?」
「じょ・う・だんっ」
「っあぁ…」
わざとにふざけた言い方をした修斗に
澄香は、ふと微笑む。
「どっか、行く?」
「…うんっ」
修斗と澄香は、
徐に歩きだした。