【短編】クロスロード ~ェﾝジｪル～ｱルバﾑ~

「澄香ちゃん、こんにちは」

そして、
修斗は、
そっと微笑んだ。


澄香は、
修斗の微笑む表情に、
つられた様に微笑んだ。


「修斗お兄ちゃん、こんにちは」


そして、
お辞儀をした。


修斗は、
心の中で呟く。

『可愛い…』

修斗は、
澄香を見つめて
思わずはにかんだ。


澄香の天使の様な微笑み、
そして、
可愛しくお辞儀をした姿は、
修斗にとって、
忘れられない感情とともに、
忘れられないものとなった。