【短編】クロスロード ~ェンジェル~アルバム~
そして、

ゆっくりと落ち着きながら、

澄香を見つめて、


修斗は、


静かに言った。





「俺…


澄香のことが、好きだ…」



「え…」


突然に
戸惑い、目が泳ぎそうになったが、

修斗が、
あまりにも真剣で純粋な眼差しなので、

澄香は、

その目に吸い込まれそうで…

修斗の眼差しを見つめていた …



そして、


澄香は 口を開く…




「私も…」



ハッとなる修斗の顔。



そして次の瞬間、





修斗は、

澄香を

そっと優しく抱きしめた ―――…

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