【短編】クロスロード
~ェンジェル~アルバム~
第三章 物心
「澄香~」
あれ以来、修斗は、
ちょくちょくさくら園に来ては、玄関先から、そう名前を呼んだ。
そして、
澄香の方は、
それを嫌がらずに、
修斗へと駆けていく。
そして、
修斗を見ると、
ちょこんと立ち止まる。
「澄香!元気か」
爽やかに問い掛ける修斗に、澄香は、素直に頷いた。
それを見て、修斗は、安心して微笑む。
「そうか、良かった。澄香!見せたいものがある」
澄香は、なぁに?という表情で修斗を見た。
「今日は外は見たか?」
修斗の問いに、澄香は、首を振る。
「そうか、まだか」
修斗は、満面の笑顔をした。
「よし!じゃあ、見せてやる。驚くぞ~」
修斗は、得意げに言うと、玄関の扉に手を掛けた。
「あ、寒いからそこから見てろ」
玄関を降りようとした澄香に、修斗は、透かさず言った。
「見て!澄香!じゃーん!」
あれ以来、修斗は、
ちょくちょくさくら園に来ては、玄関先から、そう名前を呼んだ。
そして、
澄香の方は、
それを嫌がらずに、
修斗へと駆けていく。
そして、
修斗を見ると、
ちょこんと立ち止まる。
「澄香!元気か」
爽やかに問い掛ける修斗に、澄香は、素直に頷いた。
それを見て、修斗は、安心して微笑む。
「そうか、良かった。澄香!見せたいものがある」
澄香は、なぁに?という表情で修斗を見た。
「今日は外は見たか?」
修斗の問いに、澄香は、首を振る。
「そうか、まだか」
修斗は、満面の笑顔をした。
「よし!じゃあ、見せてやる。驚くぞ~」
修斗は、得意げに言うと、玄関の扉に手を掛けた。
「あ、寒いからそこから見てろ」
玄関を降りようとした澄香に、修斗は、透かさず言った。
「見て!澄香!じゃーん!」