すき?
そんなことより
「どうしたの?教室まで来て」
「んーちょっといい?」
「え?「いーよー!」
みやこが私の代わりに答える
「ごめんね有海借りるね」
「はーい☆」
私は2人の会話についていけなくて
右手を捕まれなされるがままに教室を出た
廊下を歩く女子に出会うたび
草摩くんに送られる甘い視線と
私に送られる冷たい視線。
なんであの子なの!?
なんてゆー軽い陰口を聞きながら
草摩くんは歩くのを止めなくて
引っ張られて歩くしかなかった