おばあちゃんの思い出
エピソード3 東京にて
東京にて①
生まれて初めての東京だった。
絶えることのない人の波
みんな早足で通り過ぎていく。
慣れない学校生活
慣れない仕事
朝早くから日が暮れるまで学校に行って
夜の間だけ家の近くの美容院で見習いとして雇ってもらった。
休む間もなく多忙な日々が続いた。
一人暮らしをするようになって
一人で食べる夕飯が寂しいと思うようになった。
おばあちゃんも今ごろ
ご飯食べてるのかな?
一人で寂しくないかな…?
食堂を営む人の孫だけあって
料理の腕には自信があった。
お味噌汁も肉じゃがも、
きんぴらごぼうだって上手に作れた。
けれど、どんな料理だって
おばあちゃんには敵わない。
おばあちゃんの料理が食べたい
おばあちゃんのあずきゆべしが食べたい。
絶えることのない人の波
みんな早足で通り過ぎていく。
慣れない学校生活
慣れない仕事
朝早くから日が暮れるまで学校に行って
夜の間だけ家の近くの美容院で見習いとして雇ってもらった。
休む間もなく多忙な日々が続いた。
一人暮らしをするようになって
一人で食べる夕飯が寂しいと思うようになった。
おばあちゃんも今ごろ
ご飯食べてるのかな?
一人で寂しくないかな…?
食堂を営む人の孫だけあって
料理の腕には自信があった。
お味噌汁も肉じゃがも、
きんぴらごぼうだって上手に作れた。
けれど、どんな料理だって
おばあちゃんには敵わない。
おばあちゃんの料理が食べたい
おばあちゃんのあずきゆべしが食べたい。