おばあちゃんの思い出
トントントン…
階段を上り、二階に上がった。
窓を閉め切ってたから部屋がすごく蒸し暑い。
私は扇風機をつけた。
鈍い音と共にプロペラがくるくる回る。
居間のちゃぶ台にはいつものあずきゆべしがあった。
他のおうちでも食べたことがあるけれど
やっぱりおばあちゃんのが一番だ。
おやつ代わりにと、おばあちゃんは仕事の合間に
それを作って置いてくれていた。
その頃は当たり前だと思っていた味。
今になって気づく
世界中どこを探してもきっと出会えない
おばあちゃんの味。
「おいしい…♪」
「カホちゃーん、行くよー!」
まみちゃんだ!
「待って―、今行くー
あ、まみちゃんにもあげよーっと♪」
わたしは急ぎ足で階段をおりた。
階段を上り、二階に上がった。
窓を閉め切ってたから部屋がすごく蒸し暑い。
私は扇風機をつけた。
鈍い音と共にプロペラがくるくる回る。
居間のちゃぶ台にはいつものあずきゆべしがあった。
他のおうちでも食べたことがあるけれど
やっぱりおばあちゃんのが一番だ。
おやつ代わりにと、おばあちゃんは仕事の合間に
それを作って置いてくれていた。
その頃は当たり前だと思っていた味。
今になって気づく
世界中どこを探してもきっと出会えない
おばあちゃんの味。
「おいしい…♪」
「カホちゃーん、行くよー!」
まみちゃんだ!
「待って―、今行くー
あ、まみちゃんにもあげよーっと♪」
わたしは急ぎ足で階段をおりた。