暴走族 姫龍
姫奈の暴走族嫌いになったのは、6年さかのっぼた小学5年のとき。
そのころ、郁斗兄が、天神という族に入った。
郁斗兄は、すごく荒れていて、毎日喧嘩していた。
ある日、郁斗兄の喧嘩をみた天神の人が、郁斗兄を気に入って、天神に入れたそうだ。
天神は、中の下くらいの族だ。
郁斗兄が、強かったのもあって、すぐに、総長となった。
そのあたりからか、天神を潰そうと思う族が、増えていった。
そして、郁斗兄の大事なのもとして、姫奈が、さらわれることも多くなった。
郁斗兄が、天神をやめれば、終わるんじゃないかと俺はおもっていた。
だが、郁斗兄は、天神を辞めなかった。
天神を辞めても意味がないと言っていた。
そして、郁斗兄は、天神の仲間に、みんなで、姫奈を守ろう。守ってくれ。と頼んだそうだ。
姫奈は、それから、暴走族という団体が嫌いになった。
でも、自分を守ってくれる、郁斗兄・天神のみんなは、嫌いにはならなかった。