空は青色、君は君色
泣いてた
何も言ってなくなかった
ずっと小さい声で
"ごめんなさい"とつぶやいてた
「海?」
腕を掴もうとした時
「ごめんなさい」
ギリギリで掴めなかった
避けられた
「ごめんなさい」
海は
震える声でそう言って
俺に背中を向けて走っていった
「おい!海!」
叫んでも 叫んでも
振り向きもしない
止まりもりない
慌てて追いかけたけど
なかなか追い付く距離じゃなかった
ごめん 海