空は青色、君は君色
いつかはこうなるかな
っていう予想はあった
だけど
やっと仲良くなって
これからって時に
こういうことを言われるのは
なかなかショックがでかかった
まだ中1のおれには
どうしていいか分からなかった
だけど き~を1人にしたくなかった
それは直感だったし
不安しかなかった
でも
「わかった」
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
「馬鹿だろ!?早く仲直りしてこいよ!」
予想通りの言葉が返ってきて
少し安心できた
「やだ」
「やだ?!」
「おん」
「餓鬼かお前は!」
「お前がな」
「お前、いいのかよ」
き~が少し嬉しそうに
聞いてくるから
なんかこっちまで嬉しい
「いいよ」
「ばあか」
すごく小さい声で
ゴニョゴニョ言う
「ん?」
「なんもない」
「ふ~ん」
でも実は聞こえてた
あのときき~が
ほんとちっさい声で照れながら
ありがとう
って言ったこと