キミと出会えた物語



いつも男バスが使ってる体育館に行くと…


「げ…」


まだ放課後になったばっかなのにもうこんなに人がいる…

そこには、たくさんの女子がいて、皆キャーキャー騒いでる。
まだ部活始まってないのに…



「ふう~今日は少ないほうだ~よかったぁ♪」


!!マジか!!


こんだけ女子いんのにこれで少ない…?


「…弥生…あたし次からは遠慮するわ…」


「え~何で??」


キミたちとは違うんですよ…




三十分後、部活が始まった。


始まる前も五月蠅かったのに、始まったらもっと五月蠅くなった。


女子よ…これだけ叫ぶ力あるなら授業中もっと発言したまえ!!

隣を見ると、弥生も我を忘れ絶叫してる。
普通にしてればあたしと違ってかわいいのに…


そう思いながらボーっとしていると、足元にボールが転がってきた。


これは…拾い上げ前を見ると、誰か部員が走ってくる。


まあそりゃそうだよなー…


「ごめんね!ぶつかんなかった?」

「大丈夫です。ハイ、これボール。」

「ありがとう!じゃ!」


そういい、手を振り去っていった。
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